
今年は例年と比べてとても寒さが厳しくまた、雪の多い年となりました。14日の大雪では雪かきの後、筋肉痛に悩まされた方も多かったのではないでしょうか?水分を含んだとても重い雪で大変でした。
そして、ブログを書いている深夜今も外は雪が降っています。明日の朝も雪かきの覚悟が必要となりそうです。
昨年、京都大学 山中伸也教授が、ips細胞の研究でノーベル医学・生理学賞を受賞されました。まだ、皆さんの記憶に新しいのではないでしょうか。そしてこの研究が臨床に応用される日は、そう遠くないのではないかと言うことは以前、ブログで御報告させていただきました。
慶応大学と京都大学の研究チームが23日、人のips細胞(人工多能性幹細胞)を使い、毛髪を作る皮膚の組織をマウスの体内で形成させることに成功したと発表しました。これは、脱毛症の治療開発につながると期待される成果で、皮膚分野の米専門誌の電子版に掲載されたとのことです。「毛髪の再生」に向けてまた一歩進んだことになります。
今後、各臓器や組織の再生を目指した治療薬が開発されていくと考えられますので、また皆さんに情報提供していきたいと思います。
新年明けましておめでとうございます。いよいよ2013年(巳年)がスタートしました。
お正月の間、おせち料理は美味しくいただけましたでしょうか?
1月1日(元旦)の新聞に、「製造業に変化の時代:進むデジタル化」が掲載されていました。歯科医療分野でもデジタル化は確実に進んで来ていて、来院時皆様方のお口の状態を診るために、最初に撮影するレントゲン装置もその一つです。従来のアナログの装置と比べて、写真画像の解析度が飛躍的に向上したことで、以前より診査・診断がより確実に行えるようになりました。また、受ける放射線量も各段に低くなり、体に対してもとてもやさしくなりました。今後、このデジタル化はレントゲン装置以外でも更に進歩、発展して行くものと考えられますので、目が離せません。
お陰さまで、当医院も開院17年目を迎えました。本年も気持ちを新たに、スタッフ共々気を引き締めて診療にあたります。そして、原点に立ち返り歯科治療のプロとして、一人でも多くの患者さんに「好きなものが、美味しく食べられる」こと、「咬める喜びを味わっていただく」ことを更なる目標とします。
このために研修会や学会等に積極的に参加し、日々精進して参りますので、本年もどうぞ宜しくお願いいたします。
12月28日、レイズからFAとなっていた松井秀喜外野手(38歳)の現役引退が報じられました。松井選手は引退を決めた理由について「命がけでプレーし、メジャーという場で力を発揮するという気持ちで10年間やってきたが、結果が出なくなったということで命がけのプレーも終わりを迎えた」と話し、「北陸の小さな町で生まれ育ち、野球を始め、地元の高校に進学し、目標だった甲子園出場を達成した」と自らの野球人生を振り返った。また、一番の思い出として巨人時代に指導を受けた長嶋茂雄終身名誉監督と「日々2人きりで指導していただき、それはその後の野球人生の大きな礎になった。長嶋監督との出会いは大きなものだったし、感謝してもし尽くせない」と語った。私は、この会見を聞いてとても複雑な、残念な気持ちになりました。もう一度、自分の足で立ち上げって欲しいと願っていたからです。しかし、松井選手の「命がけ」でプレーに取り組んできた、「後悔はない」の言葉がすべてを物語っているのだと感じました。
「結果をだす。結果が求められる」プロの世界では当たり前の話なのかもしれません。私は歯科治療のプロとして、今年一年十分な結果をだすことが出来ただろうか、どれだけの患者さんに喜んでもらえたのだろうかと考えました。プロとして、常に結果をだし続けることの難しさは言葉では言い尽くせないものがあります。
あと3日で2012年も終わりを告げようとしています。「気力」を充実させ、「体力」を維持し、「努力」を続け、2013年も1人でも多くの患者さんに喜んでいただけるよう、日々精進を続けていかなくてはならない。来年も宜しくお願いいたします。
11月8日(木)、マンダリンオリエンタル東京(東京都)において、ベストスマイル・オブ・ザ・イヤー2012授賞式(日本歯科医師会主催)が開催されました。
本賞は、8020運動(80歳で20本以上、自分の歯を保ちましょう)の一環として、毎年11月8日の(いい歯の日)に、もっとも笑顔が素敵な各界の文化人・著名人を対象に日歯会員の投票によって表彰されるものです。
19回目となる今年の<著名人部門>では、剛力彩芽さん(女優)、スギちゃん(バラエティタレント)が表彰されました。
その後のトークセッションでは、司会者からの「いい歯を保つための秘訣は?」との質問に対して、剛力さんは「仕事の前に必ず歯をみがいている。また健診も大切だと思う」、スギちゃんは「大人になって歯科医院で歯のみがき方を教えてもらってからは上手く磨けるようになり、むし歯もなくなったぜぇ~」と両者ともはじける笑顔で質問に答えていたとのことです。
なお、昨年の<著名人部門>では、女優の武井咲さん、プロサッカー選手の三浦知良さんが受賞しています。
そう言えば、昔テレビのコマーシャルで「芸能人は、歯がいのち」というのがあったのを思い出しました。素敵な笑顔は、白く輝く歯から。皆さんも、芸能人に負けないよう歯を磨きましょう!
11月23日(祝日:金曜日)第1回磁性アタッチメントインプラント学術大会(大会長 田中 譲治先生)が、アカデミーヒルズ49Fタワーホール(六本木ヒルズ内)にて開催されましたので出席しました。
今回は、「超高齢化社会を迎え、健康長寿をいかに伸ばすか」がテーマでした。日本は、13年後の2025年には3人に1人が65歳以上という超高齢化社会へと突入していきます。特に高齢化率のスピードは、アメリカ、イギリスといった先進諸国のなかでも一番高いとのことです。福祉国家として知られるスウェーデンよりも将来高くなると、現在推計されています。ここまで、日本の高齢化は急速に進んで来ているのかと驚かれる方も多いのではないでしょうか。しかし、現実です。
長寿社会を迎え、いかに楽しい人生を過ごすか、健康長寿をいかに延ばすかを考えたとき、「食べる」「話す」「笑う」の日常生活においてお口の健康は必要不可欠なものと言えます。
自分の歯の状態が悪い、入れ歯があっていない等の状態では、おいしく食べることができず、食べる楽しみが失われてしまいます。また、お友達同士で話をしても、おもいっきり笑うことが出来なければ、会話も弾まなくなってしまいます。そうなると外出するのが嫌になり、家にこもった生活を送るという悪循環が発生してしまいます。
「人は、誰しも健康で楽しい人生でありたい」と願っています。
歯科における役割は、今後益々重要性を増してくるものと考えられます。こうした要望に貢献出来るよう日々努力し、患者さんには、今から健康長寿であるための情報提供を行っていかなくてはならないと感じました。