伊那市 院長ブログ 小野歯科医院 長野インプラントセンター

今年も残すところあと僅かとなりました。いつもブログを見てくださっている皆さんはどんな1年だったでしょうか。

厚生労働省の「簡易生命表」によると、2022(令和4年)の日本人の平均寿命は男性が81.05歳、女性が87.09歳で、2021(令和3年)と比較して男性は0.42年、女性は0.48年下回りました。
令和3年までは順調に伸びていた平均寿命が、下回ったと聞いて驚かれる方も多いのではないでしょうか。
これはコロナウイルス感染症(COVID-19)により、お年寄りの多くの方がお亡くなりになったことが背景として考えられています。
それだけ生命をも脅かす未曾有の感染症だったと言えます。
今年の5月からインフルエンザと同じ5類になり、ようやく以前と同じ様な日常が取り戻せて来ていますが、コロナウイルスは消滅した訳ではありませんし、今後変異する可能性もありますので、まだまだこれからも注意する必要があると考えます。

特に忘年会、新年会の時期となりマスクを外しての会食が増えると思いますが、自分の体調が悪い時には参加しない。
また、参加している人の中に感染している方もいる可能性が考えられますので、会話をする時にはマスクを装着するよう心がけた方が良いと考えます。特に、御高齢の基礎疾患がある方と同居されている方はなお更です。

2024年(令和6年)が皆様におかれまして、良い一年となりますよう御祈念申し上げ、挨拶とさせて頂きます。
来年も宜しくお願い致します。

月日の経つのは早いもので、あと5日で今年も終わりとなります。皆さんお元気にお過ごしでしょうか。
今年もコロナに始まり、コロナで終わろうとしています。
歯科医院での感染対策も、もう3年になりました。お陰様で院内感染も起きることなく、スタッフ並びに通院中の皆様の御理解と御協力のお陰とこの場を借りてお礼申し上げます。

この新型コロナウイルス感染症は、何時になれば普通の風邪、そしてインフルエンザと同じ5類になるのでしょうか。どうも日本においては、インフルエンザで亡くなる方よりも、コロナで亡くなる方の割合が高いため、まだまだ先になりそうです。
先日来院された年配の患者さんが、「65歳以上の基礎疾患がある者は、もう死んでも良いってことかね」と私に聞いてきました。「With コロナ」「経済を回す」ということのようなので、「自分の身は、もう自分で守るしかないかもしれないね」と返答しましたが、何か強い違和感を私は覚えました。
「With コロナ」も「経済を回す」もコロナが、インフルエンザと同じ5類に分類されてからの話だと考えているからです。
現在は、65歳以上の基礎疾患(糖尿病、高血圧等)がある方が数多くお亡くなりになる中で、病床使用率が60パーセントを超え医療機関に負担がかかり、医療非常事態宣言が発出されている中で疑問です。
最後にもう一度、「自分の身は、もう自分で守るしかない」

12月22日長野県より、健やかに年末年始を過ごすためのお願いが文書で出されました。皆さんご存知でしたか?今回こちらをご紹介させていただき、本年の御挨拶とさせて頂きます。

<すべての県民の皆さまへ>
〇ご自身の重症化リスクの確認をお願いします。
高齢者等重症化リスクが高い方
・感染しないように最大限警戒してください。
・発熱、せき等の症状がある場合は、ためらわずに相談・受診してください
〇こまめな喚起、加湿の徹底をお願いします。
〇救急外来、救急車の利用は真に必要とするようお願いします。
〇新しい年を安心して迎えるため、年内の新型コロナ及びインフルエンザワクチンのご検討をお願いします。

<帰省などをされる方へ>
・日ごろの感染対策と体調管理を十分に行い、何らかの不調がある場合は予定の変更をご検討ください。
・帰省する方は、お住まいの各都道府県の無料検査場で検査を受けることを推奨します(陰性であっても感染している保証にはならないので、マスク着用は継続を)。

<忘新年会などを行う方へ>
〇体調が悪いときは参加しない・させないことや喚起の徹底をお願いします。
〇「信州の安心なお店」など必要な感染対策を行っている店を選び、大声での会話や長時間の利用は控えるようお願いします。
※ 参考までに、小野歯科医院では感染対策の一環として、忘新年会は一切行いません。

<初詣などに出かける方へ>
混雑する日時や場所をできるだけ避けるようお願いします。

2023年(令和5年)が皆様、ご家族様にとりまして良い一年でありますよう祈念申し上げます。

今年もあと、3日で終わりを告げようとしています。
いつも私のブログを楽しみにして下さっている皆様は、どんな1年だったでしょうか。
それにしても、コロナなかなか終息の目途が立ちませんね。
昨年のブログから1年も経つのに、まだコロナ。今度はオミクロン株の出現。もう疲れたと言う方も多いのではないでしょうか。
私は、今年の7月から長野県歯科医師会 医療管理部と言う所に席を置くこととなり、歯科医院におけるコロナ感染対策も担ってきていますが、正直大変です。今は1日も早い終息を願うばかりです。
こうした暗い世相の中で、悪いことばかり書くと気が滅入ってしまいますので、明るい話題を今回は取り上げたいと思います。

健康寿命が男性72,68歳、女性75,38歳に!
厚生労働省は20日、健康上の問題がなく、日常生活を支障なく送れる期間を示す「健康寿命」が、2019年は男性72,68歳、女性75,38歳だったと発表しました。前回の2016年調査(男性72,14歳、女性74,79歳)と比べ、男性で0,54歳、女性で0,59歳延びました。
都道府県別でトップだったのは、男性が大分県の73,72歳、女性が三重県の77,58歳でした。
一方、2019年の平均寿命は男性81,41歳、女性87,45歳。
平均寿命から健康寿命を差し引いた日常生活に支障がある期間は男性8,73年、女性12,06年で、初調査の2010年と比べ、男性は0,11年、女性は0,28年短くなりました。
厚生労働省は、健康寿命が延びた要因として、平均寿命の延びや要介護につながりやすい脳梗塞などの脳血管疾患の減少、高齢者の社会参加が広がってきている点などを挙げています。
では、健康寿命を延ばすにはどうしたら良いか。
次回は、歯科の立場から解説していきたいと思います。

2022年(令和4年)が皆様にとりまして、良い1年となりますよう心から祈念申し上げます。

今年もあと2日で終わりを告げようとしています。
今年は、コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大により、生活スタイルが一変しました。いつも私のブログを楽しみにして下さる皆様はお元気でしょうか?お陰様で私もスタッフも皆、元気にしています。
コロナウイルス感染症は、第3波を迎え、未だ終息の目途は立っていません。昨年の今頃にはこんな事態になるとは全く予測できませんでした。
米国やイギリスのような諸外国に比べれば、日本は感染者・死者数とも少ないのかも知れませんが、現在コロナを扱う医療機関は、日々重症者数が増え続けているため逼迫しており、今後冬の時期に増える脳梗塞や心筋梗塞の急病者の受け入れが難しくなると推察されています。命の選択という言葉が使用されるまでになって来ていますが、【人命に勝るものはない、何事にも変えられない大切な命】なのです。
菅さんが総理大臣となり、「医療重視」から「経済重視」へと舵が切られました。政策面からバランスを欠いたこのコロナ対策が現在のこのような第3波を招いたと言っても過言ではないと私は考えています。WHO上級顧問でキングス・カレッジ・ロンドンで教授を務める、渋谷健司教授は、5月頃より日本における冬季の感染再拡大に早くから警鐘を鳴らしていました。現在の政権は、コロナを甘く見過ぎていると言わざるを得えません。国民をコロナから守るという観点から、東京オリンピックの開催も、再考する必要があると私は考えます。有効で安全性の高いワクチンの予防接種が一日でも早く国内で始まり、国民全員に行き渡ってようやく終息の目途が立ってくる、まだまだ時間が相当かかると考えますので、3蜜(密集・密閉・密接)を避けて、徹底したうがいと手洗いをお願い致します。
小野歯科医院では、更なる衛生管理を徹底しご来院される患者さんが安心して治療が受けられるよう、万全を期して参りますので来年も宜しくお願いいたします。

<コロナ禍における口腔ケアーの重要性>
なぜ、口腔ケアが感染予防につながるのか。それはウイルスが体内入り込む仕組みにあります。
ウイルスは生物の細胞内で増殖します。喉や鼻の粘膜に到達すると、粘膜細胞に入るための「鍵穴」(受容体)を探し出し、扉を開けるようにして侵入。細胞内のタンパク質やエネルギーを使って増殖します。
通常、粘膜細胞は粘液で覆われており、ウイルスの侵入を防御しています。口腔内が不潔になり歯周病菌が増殖すると、歯周病菌が出す毒素(タンパク分解酵素)によって粘液が溶かされます。すると粘膜細胞の鍵穴が丸見えになり、ウイルスが侵入しやすくなってしまいます。
つまり、感染を防ぐには口腔内を清潔にし、歯周病菌を抑えることが大切なポイントになります。そのためには、歯みがきとともに、歯科医院でプラーク(歯垢)を除去する口腔ケアは重要です。

2021年(令和3年)が皆様、ご家族様にとりまして良き年となりますよう心よりお祈り申し上げます。

今年も残すところあと僅かとなりました。皆様にとりまして2019年はどのような年でしたでしょうか?
今年は、天皇陛下即位の礼があり平成から令和へと年号が変わる記念すべき年でもありました。「昭和」「平成」「令和」の三時代を生きることが出来て、私的には感慨深いものがあります。いつも私のブログを楽しみにして下さっている皆様も、嬉しかったこと、悲しかったこと、辛かったことさまざまな思いがきっとあると思います。
「人生100年時代の到来」このキャッチフレーズは令和に入り誕生した言葉で、私的には今年の流行語大賞に選ばれてもおかしくなかったと思っています。「長生きできる」・「美味しく食事が食べられる」このことは皆様のクオリティオブライフ(生活の質の向上)にとりまして大変重要なことであり、益々貢献して行かなくてはならないと年末に当たり強く考えております。

口腔の健康状態が全身にさまざまな影響を及ぼす(糖尿病・心筋梗塞・脳卒中)ことが明らかにされつつあることは以前のブログで取り上げさせていただきましたが、最近テレビ番組でも取り上げられていますので来院中の患者さんからもご質問をお受けることが多くなりました。お口の健康志向の高まり、素晴らしいことです。そしていま話題となっているのは「歯周病とメタボリックシンドローム」についてです。まだはっきり分かっていないことが多いので今回はさわりの部分だけ御紹介いたします。


「歯周病とメタボリックシンドローム」
歯周病の影響は脂肪組織の増加にも及ぼすと考えられます。中年期の成人を対象として現在歯数(現在お口の中に残っている歯の本数)と食事内容との関連性を調べた研究では、現在歯数と摂取エネルギー量が負の関連性を示すつまり現在歯数が少ないとパン、ごはん、麺類、菓子類の摂取量が多く、野菜類の摂取量は少ないことが報告されています。中年期は老年期に比べて活動量は高くエネルギーを必要としますが、この時期に歯を喪失すると食事バランスが崩れ、結果的に必要な量を上回るエネルギー摂取につながる。つまり歯の喪失原因となる歯周病は間接的に内臓脂肪の増加のリスクを高めることが分かってきました。これから更に色々な事が解明されて行く考えますのでご紹介していきたいと思います。

2020年(令和2年)が皆様にとりまして良い一年でありますよう祈念いたします。

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